チャプター 13

翌朝、私は遅れてオフィスに着いた。ロビーでは、白いドレスをまとったイザベルが受付嬢と楽しげにおしゃべりしているのが目に入った。

私はわずかに眉をひそめた。ナンシーが書類の配達から戻ってきて、私がイザベルを見つめているのに気づいたらしく、慌ててこちらへ小走りに寄ってくる。

「ブレイクさん」

「ん」ほとんど返事もせず、視線はなおもイザベルに据えたまま。

ナンシーは説明した。「昨日の撮影データがいくつかうまくいかなくて、再撮が必要になったんです。だからモデルさんに来てもらいました」

「了解」私は踵を返して立ち去ろうとした。

だが、イザベルの胸焼けするほど甘ったるい声が、ねっとりと耳に絡み...

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